Tree Hugging
更新日:2023年3月5日
こんばんは!
今日は遅い時間の投稿になってしまいました。
blogにはInstagramではなかなか書けないような私のヒトトナリのようなことを書きたいと思っています。今回は親子ネタで少々ふざけて書いていますが、こんな小さな出来事で感じたことも、いろんなことに繋がるな〜というお話です。
・ ・ ・ ・ ・
ここ最近は、いろんな事が重なって頭がぽっかーんとなって、今日は特にショート寸前だったのだろう。週末で混み合った公園に子供を連れて到着し早々に「帰りてぇ…..」と心の中でつぶやいていた。
そんな心の声が息子に届いてしまったのか、
「ママ!ツリーハグっていうのするとリラックスするらしいよ!イッテQで観たよ!」と言い出した。
「お手本お願いしまーす」と子供達に伝えると、なんのこっちゃ木に抱きつくだけではないか。
そんな簡単ならママはもっと面白く見せてあげるわ!とナメてかかった。
で、これだ。
ご覧いただけただろうか。
この木と私の距離感を。
息子のお手本を確認し余裕だと調子に乗っていたのに、抱きつく直前、いや顔面から10cmの距離にきて急に
木って、コケ?とか今まで気にした事のなかった不思議な質感の何かとか、虫とかが付いている現実に気づき、子供たちが見せてくれたように無邪気に全力で木に抱きつけないのである。
木にうまいこと抱きつけないなんて!
がしかし、これをきっかけに分かった事がある。
私は自然が好きで、海や川で遊ぶことが好きだし、最近は森の奥深さも知って益々自然の中にいる時の自分が一番生き生きしている!と思っているが、
本物の自然を目の当たりにすると恐怖心が湧き上がるということを思い出したのだ。
例えば海
サーフィンをしていると、私は本当に海が好きだなと感じるのに、実際は波待ちをしていて目の前で少し大きな魚がジャンプすると猛烈にびっくりする。足に魚が当たることもあるが、きっと慣れる日は来ないだろう。ものすごい鳥肌ものだ。
例えば川
真夏にジリジリに日焼けした肌に冷たーい川の水は気持ちよく、足先から膝〜腿〜腰とゆっくり水に入っていくが、深く入るほど川の流れの強さを実感しドキワク感を通り越す瞬間があるし、浅瀬は虫や爬虫類など街中ではみないような生き物に多く出会う。いろんな意味でヒヤッとする機会が多い。
例えば森
年末に家族で富士山麓の森で遊んだ日のこと。
ものすごく大きな木の幹が横たわっていたから子供達と吊り橋のように渡って遊んでいたが、バキっと大きな音と共に太い幹は折れ、私は「っヒャーーー!!!」と叫び、その声は森の上空へ抜けるように響き、鳥や虫たちがその大きな声の響きに驚き飛び立った。
太い木の幹は腐っていたのだ。見た目に反して簡単に折れた。
そして私の響き渡る声に反応した生き物の数にも驚いた。
視界には入っていなかったが、こんなにも自分の近くに生き物がいたなんて!
あぁ、私は自然が好きだなんて言ってはいけないような気がしてきた。
見てほしい。
こんなにひどい顔で私が怖がっている相手は、隣に並ぶ大して太くもない中年(なんかちょっと失礼な響きですが見たままの抽象的なアレで)の木なのだ。
息子にはほっぺたをつけるといいよと言われたが、断った。
コケとミクロな虫に恐怖を感じて断った。
私はなんて小さな人間なんだ!
大きな海と大きな空が好きなのは大自然への憧れだけなのか?!
イッテQ、ありがとう。
そのVTRを覚えていてくれた息子よ、ありがとう。
私、いつの日か思い切りTree Huggingできる人間になります。
正直、Tree Huggingに然程興味は無いのだけど、何も恐れず自然界に存在するものたちと信頼関係を感じることのできる人になりたい。(なんかすごいダイナミックw)
人も動物も植物もみんな同じなのかな。
ムツゴロウさんのように、怖くないよー大丈夫だよーっていうやさしい気持ちで接していれば、私も相手も安心してグッと距離を近づけられるのかしら。
という気持ちになった週末のお話。
追伸:おでこをつけた。木の幹におでこをつけた。しかし鼻はついていない。そう、届かないのだ。届かなかったのだ。顎を思い切り引いて頑張ってみたが、先端だけ、少し。。。
鼻が低いということも再確認した週末でした。
Have a wonderful weekend!
Boutique Lauryn YUKO
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